Visual Studio CodeでEmmetを使い、効率よくコーディングする方法
開発環境

Visual Studio CodeでEmmetを使い、効率よくコーディングする方法

作成日:2021年06月29日
更新日:2021年06月29日

ウェブサイトのコーディングをしている時、もっと効率よくできたらいいのに、と思うこと、ありませんか?

今回は、Visual Studio Code で Emmet を使い、効率よくコーディングする方法を紹介します。

Emmet とは、HTML と CSS のコーディングを簡単にする機能です。

Visual Studio Code では、標準で搭載されております。

また、他のエディタでも拡張機能として Emmet があれば、インストールすることで使えるようになります。

HTML で Emmet を使う

基本

基本は、タグの名前を入力して、『Tab』キーもしくは、Windows は『Enter』キー、Mac は『return』キーを押すと、タグ付きのコードが生成されます。

※これから先、『Tab』キーもしくは、Windows は『Enter』キー、Mac は『return』キーの記述は、『Tab』キーのみに省略します。

例えば、<p></p>を入力したい場合、『p』を入力して、『Tab』キーを押すと、

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p タグが生成されました。

通常、p タグを入力するには 7 回キーボードを入力する必要があります。

しかし、Emmet では、p のみ、つまり 1 回(『Tab』キーを含めると 2 回)キーボードを入力するだけでいいのです。

HTML テンプレート

『!』キーを押して、『Tab』キーを押すと、HTML のテンプレートが生成されます。

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こちらは、必ずと言っていいほど使う機能です。

タグを生成

先ほどお話しした通り、タグを生成するには、タグ名を入力します。

例えば、『header』を入力して、『Tab』キーを押すと、

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header タグが生成されました。

タグとクラス名を生成

タグとクラス名を生成するには、『タグ名.クラス名』を入力します。

例えば、p タグに、text というクラス名をつけたい場合、『p.text』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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class 名が text の p タグが生成されました。

ちなみに、div タグにクラス名を生成する場合、『.クラス名』で機能します。

例えば、div タグに container クラス名をつけたい場合、『.container』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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class 名が container の div タグが生成されました。

タグと ID 名を生成

ID タグと ID 名を生成するには、『タグ名#クラス名』を入力します

例えば、section タグに container-one という ID 名をつけたい場合、『section#container-one』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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ID 名が container-one の section タグが生成されました。

class と ID を同時にタグへ入れたい場合、『タグ名.class 名#ID 名』で機能します。

例えば、section タグに container という class 名と container-one という ID 名をつけたい場合、『section.container#container-one』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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class 名が container、ID 名が container-one の section タグが生成されました。

親要素と子要素を生成

親要素と子要素を同時に生成したい場合、『親要素>子要素』と入力します。

例えば、ul タグに li タグを生成したい場合、『ul>li』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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親要素の ul タグと子要素の li タグが同時に生成されました。

複数の要素を生成

複数の要素を生成したい場合、『要素*複製したい数』と入力します。

例えば、li タグを 10 個生成したい場合、『li*10』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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li タグが 10 個生成されました。

タグ 1 とタグ 2 を同時に生成

タグ 1 とタグ 2 を同時に生成したい場合、『タグ 1+タグ 2』と入力します。

例えば、h1 タグと p タグを同時に生成したい場合、『h1+p』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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h1 タグと p タグが同時に生成されました。

タグの中に文章を生成

タグの中に文章を生成したい場合、『タグ{\文章}\』と入力します。

例えば、p タグの中に『今日の天気』という文章を入れたい場合、『p{\今日の天気}\』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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p タグの中に、文章が生成されました。

CSS で Emmet を使う

基本

CSS では、省略文字を入力して、『Tab』キーを押します。

例えば、width を入力したい場合、『w』を入力します。

『Tab』キーを押すと、

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『width: ;』が生成されました。

1 文字で生成する省略文字は、他にも、

| Emmet | 内容 | | ----- | --------------- | | w | width: ; | | h | height: ; | | c | color: #000; | | m | margin: ; | | p | padding: ; | | d | display: block; | | z | z-index: ; |

などがあります。

基本的に、何かを入力すると一覧が出てきて、その一番上が生成されるようになっています。

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色や数値を指定

色を指定する場合、『省略文字#色』と入力します。

例えば、color を白にしたい場合、『c#fff』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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color に色が指定されました。

数値を指定する場合、『省略文字:数値』と入力します。

例えば、width を 320px にしたい場合、『w:320』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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width に数値の指定ができました。

値の複数指定は、『省略文字:数値-数値』と入力します。

例えば、margin を 8px と 12px にしたい場合、『m:8-12』と入力します。

『Tab』キーを押すと、

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margin に余白ができました。

Emmet が使えるようになると、コーディングが効率よくなりますので、ぜひ試してみてください。

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